思い出の本
今週のお題「人生に影響を与えた1冊」
- 作者: エミリーロッダ,佐竹美保,Emily Rodda,さくまゆみこ
- 出版社/メーカー: あすなろ書房
- 発売日: 2000/08
- メディア: 単行本
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そんなに古い本でもありませんが、子ども向けとしてはかなり面白かった記憶があります。
といいましても、過去に読んだきり全く見かけていない…という訳ではなく、
最近、古本屋で見つけて思わず買い揃えてしまうくらいには思い出深いシリーズです。
ここからは自分の当時の印象での感想となります。
よくあるさえない主人公が活躍する物語ではありますが、話の語りが重かった。
冒険ものにありがちなワクワク感はなく、ただ村の危機に、解決するあてもなく
追い立てられるように山に登らされている、そんな印象でした。
頼りな大人もどんどんリタイアしていくのは絶望でしかありません。
灰色の曇り空のような印象を受けますが、川の流れに乗るようにどんどん話にのめり込んでいきます。
シリーズものは一巻がベストと思っている節がありますが、このシリーズはどの巻も一気に読んでしまったほど、面白かったです。
ですが、やはりシリーズの代表として一巻を「人生に影響を与えた一冊」として挙げておきます。